悪魔というとどんなことを想像するでしょう。
天使と悪魔に見られるように、色に例えると天使は白で悪魔は黒でしょうか。
善悪に例えると、悪魔が善行をするというのはふさわしくない気がする、やはり悪でしょう。
表裏、正負、吉凶、そのどれを取ってもいい意味で解釈されることはないでしょう。
タロットカードの絵柄を見て、そして悪魔という名からも、このカードの印象はよくないでしょう。
これが出た瞬間、よくない結果を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
でもこのカード、それほど強烈な「悪」を背負っているわけではありません。
絵柄から見る悪魔のカードの解釈
見た目の印象こそ、決して良くはないですが、その絵柄をよく見てみるとわかります。
悪魔のカードに表れている人間とも動物ともつかない生き物、男女どちらなのかもわからないような、そんな風体をしています。
中心の台座の上に立っている生き物の背中に描かれた羽は、見るからに天使のものではなく、蝙蝠とかドラキュラとかそういったあまりいい印象を持っていないもの、悪魔の羽といっていいでしょう。
では両脇の生き物はいったい何でしょう?
これもよくわからない生き物です。
この生き物は台座にしっかり繋がれています。
この絵から読み取れるイメージこそ、このカードの意味するところです。
シーンによっての解釈
人間は何についてもはっきりとしないことに疑問を覚えるものです。
好きな人との関係で言うと
「彼は私のことをどう思っているの?」
「本当に離婚してくれるの?」
「今、相手は何を考えているんだろう。」とか
会社などでの周囲からの評価なら
「上司・同僚から自分はどんな風に見られているんだろう。」
「正当に評価されているんだろうか。」など。
何か悪いことをしてしまったかもしれない、そんな考えに囚われてモヤモヤしてしまうこともあるでしょう。
いろんなことがよくわからない、はっきりしなくてモヤモヤしてしまうけれど、(カードに表れている生き物たちの姿)
今はこのモヤモヤに囚われて、どうすることもできない(台座に縛られた様子)ということなんです。
恋人が自分ではなく友達ばかり優先して、本当に自分のことを好きなのかモヤモヤ考えてしまう。
「自分と友達どっちをとるの?」と追及して相手の気持ちをハッキリ確認したい。
そんな気持ちになるのは当然です。
悪魔のカードにはそんな状況が表れているんです。
なんだかややこしい
めんどくさいなぁ
そんな風に思うのは
いろんなことがハッキリしないことが原因
今はどうしようもないということを
認識することが大切
まとめ
怖いカードというよりは、面倒なといったニュアンスのほうが強いですね。
圧倒的な悪というよりは、意地悪な感じですかね。
アンパンマンで言うとバイキンマンとか、鬼太郎で言うとねずみ男とか(笑)
私の中ではそんなイメージですが、それは人それぞれの感じ方で違うと思います。
それぞれの中で、カードに対するイメージを作っていくといいですね。
以上、悪魔のカードについてでした!
コメント