タロット占いをする際のスプレッド(展開法)、本当にたくさんあります
今日の占いなどでSNSでもよく見かける3枚引き(スリーカードスプレッド)
カード4枚をひし形に並べるダイヤモンドクロススプレッド
多くの占いの場で使用されている、10枚のカードを使ったケルト十字スプレッド(ケルティッククロス)
こちらも有名な、六芒星をモチーフにしたヘキサグラムスプレッド
1年間を占うホロスコープや、生命の樹スプレッドなどなど
それに占い師それぞれにオリジナルの展開方法などもあるようです
ちなみにケルト十字スプレッドは関東ではとてもメジャーな展開法ですが、関西の方ではそれほどではないらしいというお話も聞きました
地域によっても違いがあるんですね
タロットカードとこれから親しむ人
バリエーションを増やしていきたい人など
いろいろ試してみるのもいいでしょう
ここでは様々なタロットの展開法を見ていきます
Contents
タロットカードをスプレッドする前に
具体的なスプレッドの前に、準備が必要です
まずはカードを展開するためのテーブル、机などをきれいに片付けましょう
散らかっていては集中できない
ホコリを被ったり、グラスの跡がついているようなテーブルだったり、そんな所でカードを広げて汚したくないですよね
なので、クロスを用意するまではしなくてもいいので、とりあえず片付けてきれいに拭いておきましょう
カードの準備
カードをシャッフルします
裏返して1つの山にしてあるカードを縦向きに置きます
占う内容を心の中で思い浮かべながら、両手を使って時計回りに混ぜます
このシャッフルが一番大切だと言う占い師さんが多いです
自分のタイミングでシャッフルを終え、また一つの山にまとめます
まとめたらカットをします
その山を適当に左手で3つに分け、そして分けた時とは違う順番で、また一つにまとめます
この時、3つに分けるのも、まとめるのも、深層心理と繋がると言われる左手で行うのが一般的です
これで準備はできました
続いて様々なスプレッドを紹介します
いろいろなスプレッド
ワンオラクル
一番シンプルな1枚だけを展開する方法です
78枚全てを使うのではなく、大アルカナ22枚を使って行いましょう
シャッフル、カットを終えた山を左手に持ち、上から7枚目のカードを開きます
短期間のことや、一つの質問に簡潔に答えを求めたいとき、yes/noなどの結果を求める場合に適しています
ツーオラクル
ワンオラクルの要領で2枚展開します
左右に2枚並べたカードの左が質問に対する結果
右側のカードが対策を示しています
出た結果に対して、アドバイスが得られます
シンプルクロス・スプレッド
ツーオラクルの要領で2枚展開します
1枚目を縦向きに置き、そのカードに交差するように、もう1枚を重ねます
1枚目には現状が表れます
今置かれている状況、抱えている問題、質問者の本音などが表れます
2枚目には1枚目の状況を乗り越えるために、解決しなくてはいけない事柄などが表れます
①現状悩んでいること②を乗り越えるための解決策、ということです
フルセットを使用しても、大アルカナだけでもいいですが、より分かりやすく簡潔に大アルカナを使用するのがお勧めです
占い例
今の仕事のスタイルを変えたいと思っています
どうすればいいでしょうか
①戦車
②世界
①成功するかどうかわからなくても、成功に向かって挑むことが大事
それによって
②望む瞬間、望むタイミングでツキが訪れる、まるで世界が自分の味方のように感じられる日が来ます
スリーカード・スプレッド
カットから展開まではこれまで同様
左からカードを並べます
過去、現在、未来の流れを読み解き、問題の原因からこれから訪れる出来事までを見ます
未来のカードは問題を解決するためのアドバイスカードでもあります
ダイヤモンドクロススプレッド
ダイヤモンドという名称からもわかるように、カード4枚をひし形に展開します
左、右、下、上の順に並べます
①現状、②相手、③問題、④未来の順番です
主に1対1の人間関係についてを見るのに適したスプレッドです
①あなたが置かれている状況、あなた自身も気づいていない本音を見ます
②相手の考え、相手の言動の裏にある本音を表しています
③ ①②を読んだうえで、二人の間にある問題、乗り越えなくてはいけない試練などを表しています
あるいは、二人の関係性を端的に表すものでもあります
④これからのカードを踏まえて、二人の未来を表します。
または二人がどんな関係性を作っていけば、よりよい仲になれるのかというヒントを表すカードでもあります。
ケルト十字スプレッド(ケルティッククロス)
前述したポピュラーなスプレッドです
私はほとんど使わないですが、カードの枚数も適度に多いですし、そのスタイルに神秘性を感じる人も少なくないのかも、と思います。
これは、具体的ではない悩み、曖昧な問題も見られ、オールマイティに使えるスプレッドです
①質問者の置かれている状況、抱えている問題の本質が表れます
②質問者の邪魔をしているものや、乗り越えなくてはいけないものが表れます
③質問者が心の片隅に抱いている夢や目標、本来進むべき道、制限されなければ実現したいことなどを示します
④ ①の問題に対する原因がここに現れます
⑤少し前に起こった、この問題に対するきっかけとなった出来事を示します
⑥ここまでの結果を踏まえ、近い未来に起こること、今後どうすればいいかのヒントが示されます
⑦質問者の気づいていない本音、無意識を表します
⑧周囲の状況、周りからの質問者の印象などを示します
⑨質問者が今後に対して抱いている希望や不安、これから訪れる未来に対して抱いている感情を示します
⑩すべてを総合した最終結論を示します
ヘキサグラムスプレッド
カードを六芒星の形に並べたスプレッドです
ケルト十字に匹敵するぐらいポピュラーな占い方です
こちらもケルト十字同様、オールマイティに占えます
特に複数の物事が絡み合い、複雑になってしまった問題に向いています
最初の3枚を3角形に置き、次の3枚を逆三角形に置きます
そして真ん中に1枚を置き、スプレッドは完成です
①質問者がその問題を抱えることになった理由、状況、その時の気持ちなどを表します
②質問者の現在の状況や、問題の隠れた本質などを表します
③ ①②を踏まえ、質問者に近い未来に起こる出来事を示します
それに対してどう思うかを表すカードでもあります
④周囲の状況、周りの人の質問者への印象などを表します
⑤質問者本人も気づいていない、無意識の本音や、抑圧された願望などを示します
⑥問題を解決し、現状から抜け出すために、やるべき行動、そのヒントなどを示します
⑦全てを総合した問題に対する最終結論を示します
問題全体に対する大事なことを示すカードでもあります
まとめ
他にもまだまだスプレッドは多様にあります
生命の樹をモチーフにしたスプレッドだったり、1年を占うホロスコープスプレッドなど、面白いスプレッドはたくさんあるので調べてみるのもいいでしょう
それらを覚えて、この場合にはこのスプレッドといった風に、相談によって変えてみるのもいいでしょう
でも基本のスプレッドにこだわらず、自分なりのスプレッドを編み出してみるのもいいですね
プロの方にも、自分で独自にスプレッドを編み出して使っているという人もいるようです
自分の使いやすいもの、より読みやすいスプレッドで占っていくのが、自分のためにも、質問者のためにも良いのではないでしょうか
占いながら、自分自身も学びを深めていけたらいいですね